2022展示作品解説001-024

〔001~024 学校種別・アイウエオ順〕

・作品の解説/評価とインテリア分野としての位置付けについて、担当指導された先生のコメントを頂いています。

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 001

関係人口に、わたしがなる! マイパブリックの精神で 自分らしくマチとつながる

野中 小夏(愛知淑徳大学 創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)

本作品は全国の各地を巡りながら「聞き屋」という屋台を現地の材料でDIYをした作品である。大学の講評会でも話題となったのはプロジェクトをそれぞれの場所を訪れて実行してしまう行動力と、人と対話を重ねて無償で資材を調達するコミュニケーション力の高さである。その上で彼女自身も伝えているマイパブリックとして、たった一人からでもエリアと関わる独自の手法を見出せたことは秀逸である。些か屋台としてのクオリティは甘いところはあるのだが、それを凌駕するほどの社会へ問いかけるプレゼンテーション力の高い力作である。担当教員:間宮 晨一千

 

 ⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

 002

光とアーチ壁で人をつなぐ -幸福度の高いすまいへ-

榎 和美(大阪産業大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科)

「幸福度」と言う尺度に着目し、建築を構成している壁を取り上げて住まいのあり方を再考し、家族間、地域間に現代の何気ない繋がりを創り出そうとする提案である。異なる大きさのアーチ状の穴の空いた垂直面、仕切り壁を多様な間隔で一方向に向かってリズミカルに配置することによって、仕切らないけど分かれているかも、よりプライベート、よりパブリックという感覚を生み出している。また、見えそうで見えない視線の動き、壁と壁の間に挟まれた様々な幅のガラス壁から差し込む多様な光と隙間のスケールが生み出す様々な表情を持つ場、移ろう気配を感じさせる場が、新たなつながりを生み出し、幸福度の高い住環境の創出につながっている。担当教員:ペリー 史子

 

 ⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

  003

集い、繋ぐ ー フェーズフリーを実現する道の駅の提案 ー

杉山 里香(大阪成蹊大学 芸術学部インテリア・プロダクトデザインコース)

自然災害に対する防災対策の重要性が取り沙汰される時勢において、津波避難困難地域におけるフェーズフリーの道の駅を提案している。日常時における道の駅に関する現状調査と非常時における避難区域調査といった基礎調査を踏まえ、施設の規模、機能、動線、視認性を丁寧に計画に反映している点において、現実的かつ 有益な提案である。また計画時に大切にした常活性、日常性、直感性、触発性、普及性といったフェーズフリーの観点がインテリアデザインにも及び、デザイン領域の広がりを提示している。担当教員:根津 武彦

 

 

 

 

 ⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

  004 

めぐる。

平尾 彩乃(岡山県立大学 デザイン学部 デザイン工学科 都市・建築領域)

かつて多くの農村ではタバコが栽培されており、専用の乾燥小屋が数多く建てられていた。小ぶりでノッポで、腰屋根の付いた外観は、愛嬌もあり目立つものであった。いまでは栽培の減少にともない解体されるか、倉庫として使用される程度である。その小屋に、衛生・調理・就寝・デスクワークなどの用途と、採光・換気などの機能を持った小さなBOXを組み込むことで、狭くて暗い密室空間を、外部空間とつながった、明るくて変化に富む空間に再生させようというのが今回の提案である。また、点在する複数の小屋をつなぐことで、地域全体の空間にも作用をおよぼし、農村の持続的発展や景観保全までを試みている。小さなBOXを使った大きな夢の話である。担当教員: 福濱 嘉宏

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 005

大村市本町通商店街活性化プロジェクト~多目的空間の可能性~

前田 琴音(九州産業大学 建築都市工学部 住居・インテリア学科 地域貢献実践コース)

長崎県大村市には長崎空港や長崎道の2つのインターチェンジがあり、2022年9月開業予定の西九州新幹線・新大村駅も新設され、東京・名古屋・大阪・福岡などからのアクセスにも大変優れている。プロジェクトは、大村市本町通り商店街にある2階建ての空き店舗を、HUB機能を持つコワーキングスペースとして再生し、前述の新大村駅新設に伴い注目される、既存のJR大村線・大村駅周辺の再活性化の一助になることも睨んでいる。担当教員:諫見 泰彦

 

 ⬛︎ 出展作品:画像1点

  


 

 006

The Potential Of The End 終焉に秘められた可能性の追求

加納 俊一郎(京都芸術大学 芸術学部 環境デザイン学科)

加納俊一郎さんの作品は、廃校となる高校を、敷地を貫く軸線を手がかりに増改築したものです。自身が通った当時の記憶と現況周辺リサーチから、その通学圏に足りない「学ぶ・読む・観る・泊まる」ための空間を細やかなインテリアデザインにより作り上げました。巨大な模型でスタディしながら空間を練り上げたその「しつこさ」は彼のインテリアデザイナーとしての今後に繋がるはずです。担当教員:松本 崇

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 007

道の途中、重なる屋根の下で。―宿場町大津における商人文化と町家の継承物語―

纓坂 友香(京都女子大学 家政学部 生活造形学科)

本作品は「住まいの継承」「地域のコミュニティ醸成」という普遍のテーマを、アドレスホッパーという新しいライフスタイルの人々を組み込むことで解決しようとした意欲的な作品である。「伝統的な住まいを継承するために、新しい住まいはどうあるべきか」という一見矛盾したような課題に説得力を持たせるために、フロントや交流スペース、縁側・路地的空間での生活をイメージして設計を行なっており、外部空間も含めてインテリア的な発想でデザインされていると評価された。担当教員:井上 えり子

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 008

食でつながる集合住宅

西方 優香(京都橘大学 現代ビジネス学部 都市環境 デザイン学科) 

本作品は、築約50年の集合住宅団地を「食」というテーマで再生させるリノベーション計画である。減築によって採光や通風を確保するとともに、新たに生まれた外部空間に畑を立体的に挿入している。さらに、2棟の間に大小様々なデッキを増築することで、食にまつわる様々な場所が立体的につながる空間を提案しており、団地住民たちの交流が食を通じて連鎖していくことが期待できる。減築という手法の可能性を徹底的に追求することで、屋内外に魅力的な空間を提案した意欲的な作品と言える。担当教員:松本 正富

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 009

Renovation Farmers College -廃校利用による逗子市農業活性化計画

柴垣 佑圭(共立女子大学 家政学部 建築・デザイン学科 建築専攻・インテリアコース)

現在、生活の豊かさを求めて火石エネルギーを消費し続けたがゆえに地球温暖化が進んでいます。そのような状況の中いかに地球環境に配慮した環境負荷が少ない建築をつくるか、そしていかに建築をストックとして考え使い続けられるかが重要な課題となっています。柴垣さんの計画は、廃校になった高校を日本の問題の一つである農業を支援する施設へコンバージョンする計画です。既存のストックを用途変更するコンバージョンはまさに建築とインテリアの融合が必要です。建築、インテリアの設計に加え、環境を考慮した循環型農業を取り入れた、建築とインテリアが融合したこれかたの建築のあり方を示した優れた計画です。担当教員:堀 啓二

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

  010

“STAY LOCAL”in Kumamoto -”家の中”から”街の中”への居場所の回帰-

浜松 凜(熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 居住環境学専攻)

2020年5月、厚生労働省は新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表し、徹底した行動変容を要請した。これらは疫学的、医学的見地からの苦肉の行動指針であったろうが、我々はすでに早い時期から、物理的・心理的距離の近接(密接距離)無しでは生きていけないことを敏感に感じ取っていた。ともすれば生命の危険があることを頭では理解しながらも、心が拒否反応を示していた。我々人間は、きっと近接の動物なのだ。この作品は、市街地における公園に、円形状の建物を埋設し、すり鉢状のアプローチによって中心へと人々を誘いつつ、他者との距離を確認しながら、共に同じ場所で同じ時間を過ごすという人間本来の在り方を見つめ直した現代の若者が考える新しい生活様式への提案と言える。3密を避けるため、屋外空間の計画がメインではあるが、地下に設けられた内部空間は、外部空間と共鳴し、人と人との適切な距離感を感じながら、自由で、安心かつ安全な開放感のある空間を創造している。担当教員:髙橋 浩伸

 

 ⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 011

地域のワーキングスペース兼ライブラリー

中井 菜緒(神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科)

コロナ禍で外出を自粛し、新たなライフスタイルが模索される中、特に近隣空間の充実が大切だと考え、地域住民がストレスなく自由に利用でき、安らぎを得られる場所を計画した作品である。計画場所の設定は、便利に利用しやすい住宅地の駅前ビルとし、ワーキングスペースとライブラリー、キッズルームを組み合わせている。子育て世帯にも利用しやすいよう、キッズルームの配置にも工夫しながら、天井の高い空間に、居場所となる変化に富む空間を配置し、自由に過ごせてリフレッシュできるようにデザインしている。近隣生活を充実させる、魅力的な空間を提案できていると評価できる。担当教員:米原 慶子

 

 ⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

  012

年代をこえて 繋がる 街中交流センター

八木 智亜妃(駒沢女子大学 人間総合学群住空間デザイン学類)

出身地高崎の地域の高齢化問題を主軸に、幅広い年代間でコミュニティー活動を生む空間を考えた作品。交流のプログラムに工夫を凝らし、有機的な人々の結びつきを、それを表す柔らかで自由な空間形状の中で実現するデザインになった。緻密な制作作業とともに、非常にオリジナリティーの高い印象的な作品である。担当教員:神村 真由美

 

 ⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 013

wh/eat (ウィート)

伊藤 冠介(札幌市立大学 デザイン学部 人間空間デザインコース)

⼩⻨産業を6次産業化するためのあらたなプログラムと建築の提案です。不足する「⼩⻨産業の発信」に着⽬し、⽣産・加⼯・販売の集積に加えて、観光や小麦畑の芸術性鑑賞の観点も盛り込んでいます。⼤空間を成すための構造⾯の提案と、⼩⻨加⼯の過程で残る藁を外壁に取り⼊れるアイデアなど、オリジナリティのある建築設計およびインテリアデザイン提案です。 デザイン過程にて積み重なった約100枚のスケッチや、伊藤君のスキルを存分に発揮した美しい図⾯・パース群が秀逸でした。来館者が目にするであろうインテリアデザインを順路に沿って描き出し、その優れたグラフィックの表現力を併せて高く評価されました。担当教員:山田 良

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 014

社会の境界 -DV被害者支援を進展させる 商業施設複合型シェルター-

齊藤 真生(芝浦工業大学 建築学部 建築学科 UAコース) 

DVに遭った被害者を加害者から隔離・保護する施設であるDVシェルター。そのシェルターと地域社会は分断されており、DV被害は増加の一途をたどりながらも、被害者支援の進展はみられない。DV被害者と地域社会の双方がとらわれてきたものを箱型の壁、見てこなかったものを曲線スラブの形として定義し、それらを組み合わせることで空間に意味合いを持たせ、日本のDV被害者支援への認識を変える土台となることを目指す。社会にある見えない境界線を意識させ、壊していく建築・空間をつくる提案。担当教員:岡崎 瑠美

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 015

あまくさマチクラス

馬場 野乃子(芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科)

作者の出身地である熊本県天草市本渡中央商店街において、いくつかの空き店舗のリノベーションによりまちの再活性化を提案した作品である。提案は公園、建築ファサードなど外部空間から、室内インテリアまで連続的・一体的に展開されている。特にインテリアはその空間の過去の使用状況と将来の利用の両方に配慮し、歴史の流れを発展的に受け継ぐ内容となっており、図面と1/100模型によって丁寧に表現されている。自らが親しんできた地域の商店街や店舗の再生を願う作者の熱意が込められた作品として評価したい。担当教員:鈴木 俊治

 

 ⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 016

布がつくるもう一つの居場所

岩瀬 恵莉(昭和女子大学 生活科学部 環境デザイン学科 建築・インテリアデザインコース)

本学生は建築・インテリア空間の構成を布でできないかとの構想を持ち、その構想を発展させながら、卒業設計としてまとめた。布で空間を作成した事例を集めながら、布による空間構成の可能性のエスキスを長期間にわたって行い、最終的には表参道の街区の中の奥まった場所に、布の特性を活かしながら、ゆったりと静かに過ごせる場・空間の提案にまとめ上げている。担当教員:金尾 朗

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 017

犬がつなぐ町、大多喜町 ~犬と泊まれる旅館を中心とした地方創生~

平林 由依(女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻)

平林自身の出身地である大多喜町の土地の魅力や資源を活かし、犬と一緒に泊まる宿泊施設の計画と地方創生に取り組んだ作品である。自然を生かした地形に、犬と過ごす時間を充実させる施設のバリエーションを考え、1泊、連泊、1週間のショートステイなど、宿泊の仕方を施設デザインにつなげている。宿泊のステップアップで移住へとつなげるストーリを立てている点も面白い。旅館というスタイルと分棟型宿泊施設を併設し、客室ごとにテーマとしつらえに変化をつけ、犬と人の繋がりを丁寧に考えた作品である。担当教員:吉田 貴子

 

 ⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 018

Reflect × Transmit  — オーロラPVCを使用した空間演出

辛島 好香(椙山女学園大学 生活科学部 生活環境デザイン学科 )

PVCシートに着目し、光を当てた際の反射と透過を空間演出に利用した作品である。制作者は、光を用いた空間表現に関心があり、さまざまな素材に光を当て、効果を確認する実験を繰り返した。目指す光の表現にはPVCが適していると判断し、PVCシートの種類や形状、配置間隔、光の当て方、使用する光源の種類、配光角度など、多くの検討を行うことで、完成度を上げたことも評価の1つである。また、ウィンドウディスプレイやイルミネーションなどへの活用にも期待できる。担当教員:山下 健

 

 ⬛︎ 出展作品:画像1点

  


 

 019

いけず建築  -京に倣い、京に慣れる-

北岸 稚菜(成安造形大学 芸術学部 芸術学科 空間デザイン領域住環境デザインコース)

現在の京都の街は観光地化しており、京都景観条例などに代表される「京都らしさ」は表層を整えることを目標とされている。しかし本来の「京都らしさ」とはまちづくりからなるプランニングや使い方、設えなどではないだろうか。本作品は京都の碁盤目状のグリッドを取り入れつつも斜めに横切った軸線を挿入することで 新しい「京都らしさ」を提案する集合住宅として、インテリア分野の住環境に新しい価値観を提案するものである。担当教員:三宅 正浩

 

 ⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 020

規格外野菜のイメージを変えるインテリアファブリック ~おちゃめなやさい~

高橋 ちよの(拓殖大学 工学部 デザイン学科)

市場で定められた規格に当てはまらないという理由で、廃棄されることの多い規格外野菜を、個性的で魅力的な野菜としてポジティブ なイメージでとらえ、これをモチーフとしてインテリアファブリックに展開した。規格外野菜についての認知度を高め人々が親しみを感じるきっかけとすることを目的としている。 図案化の手法、色彩、野菜による染色などについて試行錯誤を繰り返し、応用展開の可能な魅力的なテキスタイル提案となった。楽しいかたちの野菜たちのにぎやかな組み合わせ、抽象化した色面構成、型染を前提としたデザイン、シンプルな線画によるデザインなど多くのバリエーションを展開し、さらに豊富なカラーバリエーションも提案している。担当教員:白石 照美

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

  021

たびたびうつろふ

山野 陽南子(帝塚山大学 現代生活学部 居住空間 デザイン学科)

山野さんの作品は、彼女の住む堺市の百舌鳥駅に新しい観光の在り方を提案したものである。百舌鳥駅は世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群の中でも一番の場所である仁徳天皇陵最寄の駅であるにもかかわらず、その魅力が伝わるしかけは今の所何も存在していない。そこでゲストハウスを兼ねた地域と観光客の交流施設を街に合ったボリュームの建築で提案することで、新しい観光客の迎え方を示した。ただ宿泊するだけでなく、その交流の提案を建物内にさまざまな空間的手法を用いてデザインし、模型・プレゼンシートに細やかに表現したところがインテリアデザインの見地からも評価できると考える。担当教員:矢部 仁見

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 022

文 ーMONー (もん)

南 海宇(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)

作者が幼い時に外国語の文字が記号や文様に見えた体験から、文字の装飾性に着目し、さまざまな言語文字の文様化を試み、言語の多様性を空間表現した新たなデザイン提案となっています。部屋の内部に入ると既製の紋様で装飾された空間に見えますが、よく見ると部位に合わせて「壁」「床」「天井」「窓」「扉」「机」「椅子」という意味の47種類の文字でそれぞれ構成されています。360度全て文字で覆われた空間は我々の概念に新鮮な感覚を与え、言語の文字の装飾性や美しさをあらためて認識し、他国の人との対話のきっかけを作る空間装置でもあり、互いの文化を尊重した豊かな多様性の世界を表現したモニュメントのようにも思います。担当教員:橋本 和幸

 

 ⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 023

筅(ささら)

新井さくら(東京造形大学 造形学部 デザイン学科 室内建築専攻領域)

本作品は、日本における伝統的な竹の使われ方を調査・研究し、その知見から現代の脈略で竹による家具の制作をこころみている。竹の伐採から実際の制作までを自身で行い、竹の特性や伝統的な制作技術を流用しながら現代的な造形を完成させた。担当教員:地主 廣明

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

  


 

 024

融合する建築と家具 -テクノロジーを生かし生活拠点を創造する-

安生 道起(東京電機大学 未来科学部 建築学科)

本作品は設計対象となる家具や建築物ではなく、それらが実現するための生産プロセスを見直し、昨今普及しつつある木材加工CNCルータによって家具・インテリア・建築を横断する新たな生活拠点の「造られ方」を提案するものです。コンセプト案のみならず、実際にモックアップを製作し生産プロセスを検証した実行力を評価しています。担当教員:小笠原 正豊

 

 ⬛︎ 出展作品:画像5点

 


2022展示作品解説025-048

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